石ころとバラ

土曜日, 10月 06, 2007

t f B! P L
昔の童話で『石ころとバラ』という絵本がありました。

むかしむかし、
あるところに一人の少年がいました。
その少年は石ころが大好きでした。いつもポケットのなかに石ころをもっていました。
石ころは手にもって投げることができるし、足でけることもできて少年にとっては、ちょうどいい暇つぶしになるからです。

ある日、少年に女の子ができました。
女の子は、お花が好きで、お花の中でも特にバラが好きでした。
少年はその女の子のためにバラをとってこようとしました。
しかし、バラはトゲでおおわれているために石ころのようにすでではとれません。
少年はけっきょくバラをとるのはあきらめて、自分のお気に入りの石ころを女の子にあげることにしました。
しかし、女の子はきれいなバラが欲しいのであって、固い石ころなんか欲しくはないのです。
少年は女の子をよろこばせることができずに、ひどく落ち込みました。

その帰り道に、あのトゲだらけのバラを見ました。
「バラはきれいだけど、トゲがじゃまで手ではさわれない。
だけど、石ころは固いけど、手でさわれる。
みんなは石ころよりバラのほうが好きだけど僕は、バラよりも石ころのほうが好きだ」

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